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恋愛小説レビュー「君に恋をするなんて、ありえないはずだった」ネタバレ注意!

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 (画像出典元 https://www.amazon.co.jp

 

こんにちは恋愛開運堂のチャーリーです☆彡

 

今回は筏田(いかだ)かつらさんの恋愛小説

 

君に恋をするなんて、ありえないはずだった宝島社文庫

 

を読了しました!

 

オクテ男子にとって、高嶺の花感のある女性はとっても気になる存在……?

いや、逆に次元が違う感が高くて、実感がわかないよね~

私チャーリーもオクテ男子なので、そんな女性との接点すら想像できません(笑)

 

今回の作品も、そんな底辺男子と派手系美少女との物語。モテない男子に希望の光が降りそそぐといいな♡

 

  目次

 

あらすじ

千葉県南総にある県立高校に通う地味で冴えない男子・飯島靖貴(いいじまやすき)は、勉強合宿の夜に、クラスメイトの北岡恵麻(きたおかえま)が困っているところを

助けた。

 

それから恵麻は、学校外でだけ靖貴に話かけてくるようになった。

 

しかし靖貴は恵麻に苦手意識を持っていて、彼女がどうして自分に構うのかわからない。

 

地味系眼鏡男子と派手系ギャル。絶対相いれないはずの二人に起きる、すれ違いラブストーリー。

 

 

感想

おおーっ、これは王道中の王道ラブストーリー!

 

というか、ラブコメにも近い感ですね。

しかもモテない系の男子と、女子の中でもモテる系女子との恋愛。

 

どういう接点を見出してくるのか、読む前から非常に気になるところです。

 

これでこの物語のヒロイン北岡が、とってもイイ感じの子なら僕の感情移入も早かったと思うのですが、当初はとってもツンな感じのバッドインプレッション。

 

なのでもっと他にいい子いるんじゃね?というのが正直な感想です(笑)

 

ですが、靖貴のやさしさに北岡は、徐々に態度を和らげていきます。

 

そうなると、私チャーリーもグイグイと物語の中に引き込まれていくのです。

 

ところが、そこはやはり恋愛小説。靖貴の卑屈さと北岡のプライドが邪魔して、

見事に「すれ違い」を演じていきます。

 

まるでコントの如く(笑)

 

それでいて、男女の心の動きには凄くリアリティがありました。

 

相手の言葉や態度を額面通りに受け取っていいのか?それとも自分の勘違いなのか?

押していいのか?それとも自爆行為なのか?

 

恋愛ってホントにそういった岐路に、何度も立たされますよね。

 

特に女性に免疫がなくて、自分に自信が持てない靖貴にとってはネガティブな選択しか出来ないでいるのですが、同じような立場の僕には靖貴の気持ちや、迷いが手にとるように分かったし、若い頃同じような事を考えてたな~って懐かしい感情を想起させられました。

 

 この物語の主人公・靖貴は高校生なので、当然舞台は学校です。

 

学校という閉鎖社会であるが故にメリットもありますが、困難な局面も出てきます。

 

ネタバレになりますが、靖貴と北岡が学外で仲良くしている所を目撃されます。

 

そして、靖貴の相手が学園の人気者女子の北岡ということで、北岡を狙っている男子から嫌がらせを受けトラブルに巻き込まれてしまうのです。

 

結局、それがきっかけで靖貴と北岡はガッツリすれ違い、靖貴は「自分が舞い上がって

いただけなのか」と勘違いします。

 

本当は違うのに。

 

とってもヤキモキしますが前述の通り、自分に自信のない男子がこういう思考をする

傾向にあるの、とってもとっても理解できます!

 

そして物語は、この二人がガッツリすれ違ったところで終わるので、「なんちゅ~ところで終わるんだー!」って感じ(笑)作者のあとがきにも「とんでもないところで

終わっていてこめんなさい。」と書いてあります。

 

ただ、ここからどう盛り返すのかとっても楽しみ♪

 

というわけで、続編の「君に恋をするなんて、ありえないはずだったそして卒業

を次回レビューしまーす♡

 

評価

 

  好き度 : ★★★★

  (個人的に好きな話か)

 

  泣き度 : ☆☆☆☆

  (泣ける話か)

 

ハラハラ度 : ★★☆☆☆

(ハラハラする話か)