恋愛小説『君が落とした青空』レビュー
(画像元 https://www.amazon.co.jp)
こんにちは、恋愛開運堂のチャーリーです☆彡
今回は櫻いいよさんの恋愛小説『君が落とした青空』(スターツ出版文庫)
をご紹介しまーす。
作者紹介
櫻いいよ(さくら・いいよ)
大阪市在住。
2012年2月、『君が落とした青空』、2014年8月『交換ウソ日記』を発刊(共にスターツ出版刊)。
現在累計10万部を超える人気作家である。
(本書より引用)
あらすじ
付き合いはじめて2年が経つ高校生の実結(みゆ)と修弥(しゅうや)。
気まずい雰囲気で別れたある日の放課後、修弥が交通事故に遭ってしまう。
実結は突然の事故にパニックになるが、気がつくと同じ日の朝を迎えていた。
何度も「同じ日」を繰り返す中、修弥の隠された事実が明らかになる。
そして迎えた7日目。
ふたりを待ち受けていたのは予想もしない結末だった。
号泣必至の青春ストーリー!
(本書より引用)
感想
実結は修弥の事故現場に居合わせ、その惨劇の同じ日を繰り返すことになります。
彼氏のそんな姿を繰り返し見ることになるのですから、実結は当然ながら憔悴していきます。
ただ、長年付き合ったカップルなら経験あると思いますが、実結の中には修弥に対する気持ちが分からなくなりつつあったのです。
彼から本当に好かれているのか?
自分は本当に彼のことがすきなのか?
確かに修弥の言動、行動は僕からみても好きになれず、実結は付き合わないほうがいいんじゃない?って思うほどです(笑)
しかし、修弥の言動行動は実結の視点から描かれたもので、実際はちょっと違ったんですけどね。
人はネガティブな感情に囚われていると、ネガティブな人間がよって来るし逆もまた然り。
不機嫌な顔をしてると相手や周囲の人間も不快にさせてしまうものです。
そう、実結は彼の気持ちに自信が持てなくて心から笑えなくなったため、負の悪循環に陥ってしまっていたのでしょう。
やはりそうならないためには、相手と向き合って話をすること。
ちゃんと自分の気持ちを言葉で伝えること。
きちんと相手の気持ちを確かめること。
そうすれば本当に大切なものが見えてくるもの。
彼氏彼女と過ごす時間がつまらない日常、退屈な日常と感じるのであれば、それはひょっとして自分が作り上げてるものかもしれません。
相手とちゃんと向き合って、ちゃんと見ていれば些細な日常は毎回特別なイベントにも匹敵することでしょう。
同じように思える会話や行動が実は同じではなく、その時々で違っていてそれが大切な意味を持つ。
それが些細な日常に幸せを感じれることだと思ってます。