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恋愛小説レビュー「それは桜のような恋だった」ネタバレ注意!

 

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(出典元:https://www.amazon.co.jp

 

こんにちは恋愛開運堂のチャーリーです☆彡

 

今回は広瀬未衣さんの小説「それは桜のような恋だった」(双葉文庫)を読みました!

 

桜を題材にした物語ってどこか儚いストーリーを連想させますよね。

 

桜って満開時の華やかな美しさもあり、散り際のあの桜吹雪もまた違った美しさを見せてくれます。やはり、散る桜も日本人の美学なのです。

 

そんな桜の咲く春の季節に花咲く恋の物語、レビューいたします♡

 

 

  目次

 

あらすじ

 桜の花が持つ不思議な力に導かれた奇跡の物語…

 

主人公の大学2年生・市井隆哉(いちいたかや)は、桜アレルギー。

 

物質的なアレルギーではなく、少年期の桜にまつわる不可解な出来事と、そのことで周囲から孤立してしまったための心的障害。

 

それ故に隆哉は桜が嫌いで、孤立の原因ともなった異性を避けて生きて来た。

 

大学生になった隆哉は、芹沢彩香(せりざわあやか)という同級生の女の子と親しくなる。隆哉は異性を苦手としていたが、芹沢なら心を許せるかもと思い始めた矢先に、またも桜の存在が邪魔をしてしまう…

 

そんな折、母親から叔母夫婦のいる京都へ春休みを利用して行くように促される。

 

その滞在先の京都で、サラリと流れる栗色の髪に、透き通るような白い肌の女性、佐倉雪(さくらゆき)と出会う。

 

雪は、隆哉の生涯で初めて心の傷の痛みを分かち合おうとしてくれた女性。

 

それ故、女性を避けてきた隆哉も雪に恋心を抱き、雪がとても愛おしい存在となる。

 

しかし、隆哉が雪の正体を知ったことで物語は急展開をみせる…

 

 

感想

この作品をチョイスしたのは、本の表紙に描かれた桜の情景に惹かれて桜色のホワンとした恋愛模様を勝手に想像したからです(笑)

 

やはり、想像どおり主人公が大学生で、恋の相手の佐倉雪は栗色のサラサラ髪で美白で女の子特有の甘い香りがする女性。おまけに癒し系の狸顔。

 

私のツボにドンピシャはまりました!

 

ただ、一つ忘れていたことがあります。それは、桜の花って開花が割と短い期間限定で、あっけなく散っていくよな~てことです。

 

物語を読み進めていく途中にそれを思い出し、イヤ~な予感。

 

やっぱり! 超以外な雪の正体が明かされて不穏な感じになっちゃったよ~

 

全体としては、春を彩るような爽やかな作風に仕上がっており、それに加えて雪のキュートで清潔感のあるキャラが男心をキュンキュンさせます(笑)

 

それにしても作者の広瀬未衣さんは女性なのに、なぜこんなに恋愛時の男の

心の機微をわかってらっしゃるのかなー?(本当にスゴイです)