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ラブコメ小説レビュー「クール美女系先輩が家に泊まっていけとお泊まりを要求してきました」ネタバレ注意!

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こんにちは恋愛開運堂のチャーリーです☆彡

今回は、識原佳乃さんの著書「クール美女系先輩が家に泊まっていけとお泊まりを要求してきました…」(アース・エンターテインメント)を読みましたのでレビューします。

 

この作品はwebサイト「小説家になろう」64万作品の中で「イチャラブ」タグ年間第1位の傑作ラブコメ

 

ブコメといえばイコール、学園ものと連想しがちなのですが、この作品は社会人の会社を舞台にしたラブコメです。

 

著者の識原佳乃さんも、あとがきで「会社に行けば逃げ場などなく、常に仕事とプレッシャーがのしかかり、心身ともにお疲れの社会人の皆様が一時的にでも逃避ができるように書きました」と書かれてます。

 

仕事でお疲れのあなたも、この作品で癒されてみてください♡

 

  目次

 

 

あらすじ

グローバル企業スミシン精機に主人公の弓削明弘(ゆげあきひろ)は入社。

 

弓削は、入社式で新入社員212名の代表として答辞を読むことになる。そして祝辞を述べるのが今回のヒロインである瀬能芹葉(せのうせりは)だった。

 

瀬能は、グループ社員10万人から一人しか選ばれないCEO表彰を3年連続で受賞する才女にして、モデル体型でありながら出るところは出ている曲線美の体躯に、きめの細かい白い肌、ネコのようにつぶらな瞳とクールな印象を感じさせるアーモンドアイ。

 

筋の通った高い鼻に薄く形のいい光る唇の容姿を持ったスーパーウーマンである。

 

それが災いしてか、瀬能は他の社員からは畏怖の対象とされ、親しく声をかけられないという存在。

 

そんな瀬能が同じ総務課に配属になった弓削の教育係を担当するところから物語は、大きく展開していく。

 

 

感想

この物語は、密かに私が憧れる女性先輩ものということで、読む前からかなりワクワク

感強かったのです。

 

しかも、本のタイトルやキャラクターが社会人という設定から、内容はもっとアダルトちっくな展開をみせるかと思いきや、こういうストーリー展開もあるのか~と、なんだか自分が年をとって、すごく気持ちがけがれてることに気付きました(笑)

 

ヒロインの瀬能芹葉は、天然の入ったちょっと変形のツンデレキャラですが、物語はツンとデレが交互にくる感じではなくて、前半部分が瀬能の凄さやクールで近寄りがたいツンな印象の場面設定で、後半部分に瀬能の人間味溢れる部分が少しづつ垣間見えるデレの部分が表現されてます。

 

事実、瀬能と弓削の直属の上司である恵比寿大福(えびすだいふく)課長が「弓削と関わることで瀬能くんは、雰囲気が柔らかくなって以前よりも感情を表に出すようになってきた」と作中で言っています。

 

それにしても、瀬能の天然の入った所や、自然なカワイイ仕草の表現がすっごく絶妙で、私もグングン作中に感情移入できました。

 

瀬能先輩はとてもカッコイイけど、かわいい部分も本当に破壊力満点なのです!(そして、イラストを担当するしぐれうい先生の絵が、これまたカワイイ!)

 

恋愛心理学では、男は一目惚れで女性を好きになりやすく、女性は徐々に相手のことを

好きになっていくとされてますが、この物語もまさにそんな感じで進んでいきます。

 

クールビューティーの瀬能先輩は、徐々に後輩の弓削に心を許し、甘えん坊の瀬能を出していきますが、私も含めて男というものは本当に鈍感な生き物。弓削が瀬能の本意に気づかない場面が多々でてきます。

 

私は年甲斐もなく心の中で「弓削!いいかげんに気づけバカヤロー!」と叫んでました(笑)ま、それがラブコメなんでしょうけど…

 

正直な感想は、弓削くんが羨ましかったのと、瀬能先輩の殺人級の可愛さに、私が現実の女性に興味を持てなくなりそうで怖かったです(笑)