恋愛映画レビュー「きみと、波にのれたら」ネタバレ注意！
１・きみと、波にのれたら
（出典元 https://eiga.com/movie/90102/gallery/）
こんにちは恋愛開運堂のチャーリーです☆彡
今回は、湯浅政明監督のアニメーション「きみと、波にのれたら」を鑑賞してきました！
この映画を観る前は、全体がコバルトブルーに染まったような、作画を見て
「きっと、爽やかでないはずは無い！」と、感動を約束されたような変な自信がありました（笑）
最近歳をとって、私チャーリーは海よりも山に行くことが多くなりましたが、やっぱり
海の情景は、若い頃の自身の恋愛の記憶を思い出させてくれますね。
蒼天に白い筋を描くひこうき雲、光り輝くターコイズブルーの海、もうすぐ待ちに待った夏がやって来ます！そんな季節にピッタリの、この作品。レビューいたします♡
１．作品情報
アヌシー国際映画祭・クリスタル賞受賞作品『夜明け告げるルーのうた』、
日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞受賞作品『夜は短し歩けよ乙女』、
「DEVILMAN crybaby」など数々の話題作を世に送り出した鬼才・湯浅政明が
監督をつとめる。
スタッフは、脚本に『猫の恩返し』、『映画けいおん！』、『若おかみは小学生！』
の吉田玲子。音楽を「リトルウィッチアカデミア」シリーズ、『夜は短し歩けよ乙女』
の大島ミチルが担当。
この物語のキーとなる主題歌「Brand New Story」をGENERATIONSが担当し、
作品をドラマチックに彩る。
２．キャラクター紹介
（出典元 https://eiga.com/movie/90102/gallery/）
雛罌粟 港（ひなげし みなと）
消防士で正義感が強く、仕事でも信頼されている。器用で何でもそくなくこなす。
海の事故で命を落としてしまうが、ひな子の歌をきっかけに再び現れる。
（声）片寄涼太（かたよせりょうた）
人気ダンス＆ボーカルグループGENERATIONS from EXILE TRIBEでボーカルを務める。『PRINCE OF LEGEND』への出演や、ネットドラマ「TOKYO LAUNDRY」では
主演を務める。
（出典元 https://eiga.com/movie/90102/gallery/）
向水 ひな子（むかいみず ひなこ）
大学生でサーフィンが大好きで、その腕前もかなりのもの。明るくあっけらかんとした性格だが、自分の未来については自信を持てずにいる。
（声）川栄李奈（かわえいりな）
『嘘を愛する女』、『センセイ君主』、『人魚の眠る家』など話題作に続々出演。
『恋のしずく』では映画初主演も果たし、演技派女優として存在感を発揮。
（出典元 https://eiga.com/movie/90102/gallery/）
雛罌粟 洋子（ひなげし ようこ）
港の妹で高校生。誰にたいしてもぶっきらぼうな態度を取る一方、兄を慕っている。
（声）松本穂香（まつもとほのか）
主演短編映画『MY NAME』でデビュー。テレビドラマでは日曜劇場「この世界の片隅に」で3000人を超える中からオーディションを勝ち抜き、ヒロイン‟すず”役に抜擢される。
（出典元 https://eiga.com/movie/90102/gallery/）
川村 山葵（かわむら わさび）
新人消防士で港の後輩。人懐っこい性格だが、仕事では失敗ばかりを繰り返し、消防士としては、まだ半人前。
（声）伊藤健太郎（いとうけんたろう）
モデルを経て、ドラマ「昼顔～平日午後3時の恋人たち～」で俳優デビュー。
『犬猿』、『ルームロンダリング』、『コーヒーが冷めないうちに』など多数の話題作に出演。
３．あらすじ
小さな港町へ越してきたひな子は、サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが、自分の未来については自信を持てずにいた。
ある火事騒動をきっかけに、消防士の港（みなと）と偶然出会い、恋に落ちる。
お互いがなくてはならない存在となった2人だが、港は溺れた人を助けようとして、
海で命を落としてしまう。
大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子。
そんなある日、ひな子が2人の思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れる。
「すっとひな子のこと助けるって約束したろ？」
死んだはずの港と再び会えたことを喜ぶひな子だが…
奇跡がもたらした2人の恋の行方は？そして、港が再び姿を見せた本当の目的とは…
４．感想
（出典元 https://eiga.com/movie/90102/gallery/）
いや～、透明感バツグンの映画でした！
それに、私チャーリーが若い頃に、海辺をドライブしたりしたことを思い出させるような、なんだか懐かしさも漂う作品。
そして、圧巻だったのはクライマックスで、ひな子と洋行がビルから滑り降りる
シーン・・
と、言いたいとこですが、私チャーリー的には、港とひな子がラブラブなデートシーンをバックに、片寄涼太さんと川栄李奈さんが、
照れ笑いしながら歌うシーンが、とっても新鮮で一番キュンキュンきちゃいました(笑)
で、幾度となく泣いたひな子ですが、最後の嗚咽は、本当の別れを告げるような号泣で、僕も泣いちゃったです。
作品的には、水の躍動感溢れるステキな映像が、世間的には取り沙汰されると思うのですが、私チャーリー的には、キャラクターデザインにとっても惹かれました。
特に雛罌粟 港(ひなげしみなと)は、イケメンなのは言うまでもないけど、とーっても爽やかな上に身近な感じのデザイン。
その他のキャラも魅力的で、服装や仕草にも思わず目が行きます！
そう、例えるなら、素敵なファッション雑誌を見てるかのようだった。
キャラクターデザインを担当された小島崇史(こじまたかし)さんのコメントを読んだところ、監督からのオーダーは、「少し少女漫画っぽい絵柄で」や「影はなしで」だったそうですが、なるほどそれがポップな印象の源なのですね♪
この物語の大きなテーマは、波乗りが得意なひな子が、人生の新しい波にどう向き会い、どう乗りこなすかですが・・・
もう１つのメッセージとして、人はそれぞれが自分自身の好きな所も嫌いな所も認めて、それを受け入れることで、新しい未来が開けるんだよと言われているように感じました。
実際、山葵が自身を卑下する洋行に「洋行ちゃんは、洋行ちゃんでいいんですよ」と言った一言が、洋行の心を救います。
ひと昔前は「仕事」とは、食べていくために行う、いわゆる「ライスワーク」でしたが、
価値観が多様化した現在では、自分が自分らしく在るために働く真の「ライフワーク」を探求する時代です。
あなたも人生や恋のビッグウェーブを恐れることなく乗りこなして下さいね♡
